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晴れっ!ぶらっと@札幌

北海道の快適な「住まい」を考えるブログ


リフォーム 断熱の改修

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                     赤い部分は、付加断熱材の「グラスウールボード」


 5坪弱の小さな小さな増築の工事現場、取り合う既存壁をはがしてみたら・・・

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黄色い部分が断熱材「グラスウール」なのですが、まっ黒く汚れてしまっています。
断熱材を詰め込めば良いという時代の建物です。気密性がまったく確保されていな
かったために、冬場、柱間に冷気が上下に走り、室内側からの「熱」と、この「冷気」
が柱間で接することで、見事に内部結露した跡なのです。

繊維状のグラスウールは、「水」に弱く繊維同士がくっついてしまいます。通常105mmの
柱間に、100mm厚のグラスウールを充填するのですが、内部結露による「水滴」が発生
すると、100mmだった厚みが半分程度に束ねられて(収縮)しまい、結果断熱性能が低減する。

 これを防ぐためには、外壁・屋根の気密性をあげること。かつ、隙間が大きい部位を
極力無くすことが大切なことだと考えてます。既存部との取り合いは、「冷気の流れ」が
発生しないように、丁寧な施工が続いていきます。






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吹抜とスノコ床・・・そして苗床

 家族が、つどう茶の間は、階上まで大きな「吹抜」にするのが好きだ。

天井を感じないスペースの開放感はなにものにも換えがたい。
狭い部屋でも広く感じるし、吹抜上部の窓から、日中たっぷりの日差しをいただける。

冬場も暖房さえはいっていれば「寒さ」は気になりません、2階天井と1階床面の温度差は、
0.5度内外・・・建物としての「気密性」がしっかり確保できているからこそ、大きな「吹抜」が
つくれるのです。

 ただし、「吹抜」のあかりをどうするかは、結構悩みます。

12月に竣工した「富丘の家」、ここでは「吹抜」の真ん中に「スノコ床」をつくりました。その下に
碍子の照明ランプを取付けました。真ん中2灯は「LED」、周囲4灯は「蛍光管」の電球色。
将来LED電球も様々な「あかり」がでてくると予想しております。

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 アイビーも繁茂しております。

2階にあがると、スノコ床の上に「苗床」ができておりました。
「一番日当たりの良い場所」なんだそうです。種から育てる庭づくりがはじまろうとしてます。

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画像をクリックすると「大きな画像」でご覧いただけます。

「保冷庫」 EARTHCRAFTS仕様

 北国のあたりまえの住まい、冬場室内は「20度」前後の暖かい温熱空間となります。

その暖かい空間では、野菜や果物の鮮度を保つのに苦労したりしませんか。
野菜が腐ったり凍ったりしないで収納できる場所、これがキッチンにあるととても便利です。

 高気密・高断熱住宅の家づくりに必須のアイテム・・・「保冷庫」EARTHCRAFTSの標準仕様

 先日 Open House を開催した「無垢と塗り壁の家」ここのキッチンにも、小さなスペース
ではありますが、ガスコンロがあるカウンターの奥に設置しました。

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 容量:700リッター程、幅800mmの大型冷蔵庫並みの空間を確保
 平面的な広さは、わづか2/3畳ですが「キッチンのすぐ横」にあるっということがポイント。

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 内部は上から下まで可動棚、給気ガラリにて外とつながり「外気温」の空間です。ですから
微妙な冷温調節はできません。そのため、凍らないように「発砲スチロールの箱」は必須です。
ここに新鮮野菜等が入れられます。

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 当然、ここは最新の注意をはらい気密・断熱してあります。ドアも隙間風が起きないよう
 「グレモンハンドル」で開閉するようになっております。

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 これまで建ててきた「住まい」の使用例・・・ちょっとピンボケですが・・・

 なんでも「収納」・・・片付けておける場所、一升瓶からストック品まで・・・

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 扉の開閉で「寒気」は流入しますが、きちっと締め切ることで流れはすぐに止まります。
冷蔵庫の扉の開閉とほとんど変わりません。冬場の室内は、温度が一定で隙間風やコールド
ドラフト(寒気降下)の存在しないこと、これこそが快適な空間であると考えております。


「暖房器はできれば見せたくないよね」 北国仕様の家づくり

「大きな窓」は、開放的でとても魅力なのですが、反面住まいのなかで「熱」が
一番逃げる場所でもあるのです。

 あ~すくらふつ仕様
・木製窓:ペアガラス(Low-e アルゴンガス) 

極力「熱」を逃がさないよう、国内最高水準のガラスを使っております。でも、
断熱材入りの外壁と比較すると、「熱」が逃げやすい=冷気が発生するところでも
あるのです。

 気持ちの良い「眺め」は確保しつつ、熱的には「空気を動かさない」知恵が必須
なのです。冷気は下降し床を這い回ります、そこで、大きなガラス窓下の床には、
冷気の走りを止める、熱を生みだす「放熱器」を設置し対処することになります。

 パネルヒーターを床置

することが解決の早道ですが、無骨な機器はあまり見せたくありません。そこで床下に
「暖気」を生みだす「放熱器」を設置することでスッキリとした空間をつくるよう心が
けております。

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                                  床下に、木製ガラリ・・・その下に「放熱器」

「夏場もクーラーはいりません」 北国仕様の家づくり

    夏涼しい住まい/冬寒くない住まい

断熱性能が高ければ、
夏場の「熱」は上へあがっていきます。高性能な屋根断熱仕様にすると、天井
の一番高いところに「熱波」がたまり続けます。日没後、日射で80度にもあが
り続けていたであろう屋根面が30度を下回る頃合を見計らって、高窓を開放し
ます。すると、たまっていた「熱波」が外へ排出されるとともに、階下のいく
つかの窓から日没後の「涼風」を導くことが可能となるのです。

 冬場、室内空気を動かさないこととは逆に、夏場は室内空気を動かすこと

我が家の玄関は、4年前「網戸」がつけられました。夕方玄関を開放し、階上
のトップライトを開放すると「涼風」が下から上へ吹き上がっていきます。その
ためか、日中居間の窓を開けることが極力なくなりました。窓を開けると外気
の「熱波」が室内に入り込んでくるのがかえって苦痛になっているのです。

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        薪ストーブ煙突の向こうに トップサイドライト:高窓
                   (操作:チェーン開閉 左壁) KYM邸

 クーラーを設置するよりは、換気窓を適材適所に配置しよう

・間取りと窓「窓の配置計画が大切+換気窓は縦長が効果があるようだ」
・換気計画「機械換気+ホットドラフトの誘導による涼風引込」




「温熱空間の約束事」 北国仕様の家づくり

  冬寒くない住まい/夏涼しい住まい

断熱性能が弱いと、
「暖めた熱」は外へ逃げていきます(同時に冷気が室内に入ってきます)。
床、外壁、屋根・天井から、せっかく「暖めた熱」が外へ逃げていくのです。

室内で「暖めた熱」は、上昇していきます。屋根・天井の断熱性能が弱いところ
から外へ逃げていきます。反面、窓のガラス面から発生した「冷気」jは腰壁沿いを
降下し床を這いながらさらに低いところへ動いていきます。

 結果、人は、ザワザワ~っと「冷気」が走るのを身体で感じとります。

この不快さは、温熱空間において常に空気が動くことが原因なのです。夏場の
熱気が動くよりも冬場の「冷気」が動く=走ることが一番の問題なのです。

 空気の動きを止めること 温気・上昇と冷気・下降を極力無くすこと

室内空気を動かさないことが、「快適な温熱空間」を生みだせるのです。

竣工引渡し前に、暖房システムを稼動し各暖房器への温水配給バランスを微調整
しながら、快適な温熱空間になるようにコントロールを実施するよう心がけています。

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                                      暖房配管:電気ボイラー/TNK邸

  これが、「北国仕様の家づくり」でもっとも大切なことなのです。



キーワード
・高気密性「熱が逃げないよう、建物外周に隙間をつくらないこと」
・高断熱性「適材適所、へたることのない断熱材を充填すること」
・暖房と窓「コールドドラフトをいかに無くすか・・・」

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じこしょうかい

okushima noriaki

Author:okushima noriaki
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あ~すくらふつ 住・空間研究室
一級建築士事務所:主催
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